診療放射線技師のアルバイトってどんな感じなの?
診療放射線技師としての働き方としては、「アルバイト」もあります。
他の病院やクリニックなどで、日勤や当直のアルバイトをすることで収入アップ。
またいつもと違う環境で働くことによって、診療放射線技師としてのスキルアップも狙うことができます。
✅この記事でわかること
- 診療放射線技師のアルバイトの種類
- アルバイトをするメリットデメリット
- アルバイトの探し方
この記事では、「診療放射線技師のアルバイト」について。
日勤と当直のアルバイトの違い。
またそれぞれのメリットデメリットや、アルバイトの探し方についても紹介します。
✅自己紹介
診療放射線技師のアルバイトとしては、日勤と当直の大きく2種類になってきます。
| 種類 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 日勤のアルバイト | ・生活リズムを崩しにくい ・家庭と両立しやすい ・健診やクリニックで働きやすい ・体力的負担が少ない | ・日中に働きたい ・子育てや家庭と両立したい ・落ち着いた環境で働きたい |
| 当直のアルバイト | ・短時間で高収入を得やすい ・待機時間が多いこともある ・本業と日中の予定を両立しやすい | ・効率よく稼ぎたい ・夜間勤務に抵抗がない ・救急撮影の経験を積みたい |
アルバイトをする理由の多くが、本業以外での収入になってきます。
実際にアルバイトをすることで収入は上がり、さらに他の環境で働くことで診療放射線技師としてのスキルアップをすることも可能。
一方で働く時間は増えるので、忙しくなるというデメリットもあります。
そんな診療放射線技師のアルバイトは、知人からの紹介や求人サイトで見つけることが可能。

診療放射線技師の転職サイトでもアルバイトの求人は出ているので、探してみるのがおすすめです。
診療放射線技師の転職サイトについては、こちらの記事で紹介しています。
診療放射線技師のアルバイトの種類

日勤のアルバイト
日勤のアルバイトは、生活リズムを崩さず安定した環境で働きたい診療放射線技師にとって取り入れやすい働き方になります。
日中に業務が完結するため体への負担が少なく、家庭との両立や副業としての継続がしやすい点が魅力。
またクリニックや健診センターなど、比較的落ち着いた職場が多い傾向があります。
たとえば健診センターでは、午前中のみの胸部X線やマンモグラフィ撮影の業務が中心。
なので、繁忙期以外であれば業務量も安定しています。
他にもクリニックのアルバイトでは一般撮影がほとんどなので、経験があれば即戦力として働くことが可能。
このように日勤のアルバイトは、「無理なく収入を増やしたい」「家庭と両立したい」診療放射線技師に向いている働き方。

ぼくがアルバイトしていたクリニックでは、一般撮影と骨密度測定の検査がほとんどでした。
クリニックでの仕事内容については、こちらの記事で紹介しています。
当直のアルバイト
当直のアルバイトは、短時間で効率よく収入を得たい診療放射線技師におすすめの働き方です。
夜間帯は比較的待機時間が長く緊急対応がメインとなるため、拘束時間の割に業務量が少ないケースも多いです。
それでも日勤より、時給や日給が高く設定されやすい特徴が。
一般的な病院の救急撮影当直では、一般撮影やCT撮影の緊急対応が中心。
当直なので、深夜帯は仮眠できる時間が確保されていることもあります。
なので週1回の当直勤務だけでも、月に数万円の副収入につながるケースも。
「効率的に収入を増やしたい」「夜間の働き方に抵抗がない」という診療放射線技師にとって、当直アルバイトは非常に魅力的な選択肢。

当直のアルバイトを多く雇っている病院では、撮影用のマニュアルがしっかりと準備されています。
診療放射線技師の当直については、こちらの記事で紹介しています。
アルバイトをするメリットデメリット

メリット
収入アップ
診療放射線技師がアルバイトをする最大のメリットは、確実に収入を増やせることです。
本業の給与だけでは生活費や将来の備えに不安がある場合でも、アルバイトを組み合わせることで安定して収入を上げることが可能。
また診療放射線技師のアルバイトは時給が高めなので、短時間でも効率よく稼ぐことができます。
たとえば健診センターの午前バイトを、週2回入れるだけで月に数万円のプラス収入に。
他にも当直のアルバイトであれば、1回の勤務で1〜2万円以上の収入になります。
このように、本業の昇給を待つよりも早く収入をアップさせることが可能。
無理のない範囲でアルバイトを取り入れれば、生活のゆとりや貯金に直結。

経験年数の多い技師ほど、公休や年休を上手く使ってアルバイトの時間を確保しています。
スキルアップ
アルバイトでは本業では経験しにくい撮影や業務に携われるため、診療放射線技師としてのスキルアップにもつながります。
職場によって求められるスキルや撮影の流れは異なるため、複数の環境で働くことで技術の幅が自然と広がります。
特に救急撮影などは、業務内容が偏りがちな職場に勤めている人ほどメリットがあります。
たとえば、普段は一般撮影が中心の職場にいる人が当直のアルバイトをした場合。
救急患者のCT撮影を経験することで、撮影技術だけでなく臨床経験も積むことが可能。
他にも健診のマンモグラフィ撮影アルバイトを通じて、認定資格取得に必要な実績を積む人もいます。
アルバイトを活用することで経験の偏りをなくし、技師としての市場価値を高めることも。

同じCTやMRIでも、普段と違うメーカーの機種に触れるだけでも技師としての仕事の幅は広がってきます。
診療放射線技師の資格については、こちらの記事で紹介しています。
人脈が広がる
アルバイトは普段出会わない診療放射線技師や医療スタッフとつながれるため、人脈を広げる大きなチャンスにもなります。
複数の現場で働くことで、同じ診療放射線技師だけでなく看護師や医師、事務スタッフなど多くの医療関係者と関わる機会が増えます。
この関係性によっては、将来の転職や新しいアルバイト情報にもつながってきます。
実際にアルバイト先で知り合った技師から、より条件の良いアルバイトを紹介してもらうケースは珍しくありません。
特に当直のアルバイトをしている技師には、複数のアルバイトをかけ持ちしている人も。
他の施設の技師と交流することで、新しい知識や機器の使い方を教えてもらえることもあります。
アルバイトは収入だけでなく、医療業界でのつながりという大きな財産を築ける点でもメリットが。

実際にぼくも、アルバイトを通じて知り合った技師から別のアルバイトを頼まれたことがあります。
デメリット
生活が忙しくなる
診療放射線技師がアルバイトを始めると、どうしても日々のスケジュールが忙しくなりやすいというデメリットがあります。
本業に加えてアルバイトのシフトをこなすことで、自由に使える時間が減って休息が十分に取れなくなる可能性があるから。
特に週末や早朝、夜間に働くと、生活バランスを崩しやすくもなります。
アルバイトの中でも多いのは、平日は病院で勤務しながら他にもアルバイトを始める場合。
週に2回の健診のアルバイトや月数回の当直を入れると、まとまった休みが取りにくくなります。
その結果疲労が蓄積し、本業のパフォーマンスにも影響を与えてしまうことも。
このようにアルバイトは収入面で魅力がある一方で、無理に働きすぎると負担が増えます。

あくまでもメインは本業なので、自分のペースに合わせた働き方が大切になってきます。
覚える仕事が増える
アルバイトをすることで新しい業務や施設特有のルールを覚える必要があり、負担を感じる場合もあります。
病院やクリニックごとに、撮影の流れや使う機器、電子カルテのシステムなどが異なるため、慣れるまでは覚えることが多くストレスにもなりやすい。
なので本業との違いやギャップに、戸惑うケースも少なくありません。
たとえば普段は一般撮影が中心の職場にいる人が、当直のアルバイトでCTの救急撮影を担当する場合。
まずは機器の使い方や撮影プロトコルを覚え、さらに撮影時の流れを一から覚える必要があります。
他にも健診センターでは独自の受診者対応マニュアルがあるため、初日は覚える作業が多いというデメリットも。
このようにアルバイトは成長につながる一方で、新しい環境に順応する負担があります。

肉体的だけでなく精神的な負担も増えるので、余裕を持って取り組むことが大切になります。
アルバイトの探し方

知り合いからの紹介
診療放射線技師のアルバイトを探す上で、知り合いからの紹介は最も安心して働き始められる方法の1つになります。
実際にその現場で働いたことのある技師や医療スタッフから情報を得られるため、仕事内容や雰囲気、働きやすさなどを事前に把握しやすい。
働く環境のミスマッチの心配が少なく、初日からスムーズに業務に入ることもできます。
中でも多いのは、知り合いや同期の技師に「うちの病院で当直のアルバイト探しているよ」と声をかけてもらうケース。
この場合、勤務内容や忙しさの程度もリアルに聞くことができます。
これによって自分に合っているか判断しやすく、採用までの流れもスムーズに進むことも多い。
知り合いからの紹介は、安心してアルバイトを始めたい人や働く環境を重視したい人におすすめの方法。

アルバイトは紹介する側にも責任があるため、技師としてのスキルも認められていることになります。
求人サイトを活用する
診療放射線技師のアルバイトを幅広く探したい場合は、求人サイトや転職サイトを活用するのが最も効率的になります。
求人サイトには、健診センターやクリニック、病院の当直などのさまざまな種類のアルバイト情報がまとまっています。
時給や勤務時間などの詳細も確認しやすく、応募までの流れもスピーディーです。
探し方としても、「診療放射線技師 アルバイト」と検索するだけ。
これだけで、地域別の求人や高収入の当直バイト、短時間の健診バイトなど多くの情報が得られます。
他にも転職サイトに登録すると、非公開求人や希望条件に合った案件を紹介してもらえるためより条件の良い働き方を見つけやすくなることも。
効率良く多くの選択肢からアルバイトを探したい場合は、求人サイトや転職サイトを利用するのが確実で便利な方法。

転職サイトは1度登録しておくことで、転職する際も活用することができておすすめです。
診療放射線技師のアルバイト まとめ

この記事の中では、診療放射線技師のアルバイトについて紹介してきました。
診療放射線技師のアルバイトとしては、日勤と当直の大きく2種類です。
| 種類 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 日勤のアルバイト | ・生活リズムを崩しにくい ・家庭と両立しやすい ・健診やクリニックで働きやすい ・体力的負担が少ない | ・日中に働きたい ・子育てや家庭と両立したい ・落ち着いた環境で働きたい |
| 当直のアルバイト | ・短時間で高収入を得やすい ・待機時間が多いこともある ・本業と日中の予定を両立しやすい | ・効率よく稼ぎたい ・夜間勤務に抵抗がない ・救急撮影の経験を積みたい |
アルバイトをする理由の多くが、本業以外での収入です。
実際にアルバイトをすることで収入は上がって、他の環境で働くことで診療放射線技師としてのスキルアップをすることも可能。
一方で働く時間は増えるので、生活が忙しくなるというデメリットはあります。
そんな診療放射線技師のアルバイトは、知り合いからの紹介や求人サイトで見つけることができます。

診療放射線技師の転職サイトでもアルバイトの求人は出ているので、探してみるのがおすすめです。
診療放射線技師の転職サイトについては、こちらの記事で紹介しています。





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