診療放射線技師の国家試験におすすめの参考書は?
診療放射線技師の国家試験合格に向けては、「勉強のための参考書」が欠かせません。
もちろん、過去問や学校の模擬試験だけでも勉強は可能。
しかし参考書があるだけでも、勉強の効率は大きく変わってきます。
✅この記事でわかること
- 診療放射線技師の国家試験について
- 国家試験に向けた参考書の選び方
- おすすめの過去問と参考書
この記事では、「診療放射線技師の国家試験勉強におすすめの参考書」について。
国家試験の概要や参考書の選び方。
さらにおすすめの過去問と参考書を、勉強法と合わせて紹介します。
✅自己紹介
診療放射線技師の国家試験に向けては、これらの過去問や参考書がおすすめです。
おすすめの過去問題集
![]() | 完全対策問題集 | ・各科目の各分野から満遍なく問題が精選 ・過去10年分の国家試験問題で重要な問題が科目ごとに掲載 ・後半には試験問題とその解答解説も |
![]() | 合格!Myテキスト | ・「過去問データベース」は試験問題を出題基準にそって分類 ・「合格テキスト」は項目ごとに出題範囲をわかりやすく解説 ・一問一答形式の練習問題も掲載 |
![]() | 国家試験問題集 | ・過去10年分の診療放射線技師国家試験問題を収録 ・解答を導くための専門家による詳しい解説付き ・ページの左側に問題、右側に解説が掲載されて見やすい |
おすすめの参考書
![]() | 国家試験対策全科 | ・過去問と違って科目ごとにくわしい解説が掲載 ・深い理解を得ることができる ・授業の予習・復習にも活用できる1冊 |
![]() | ブルー・ノート | ・イラストや表が多くて読みやすく使いやすい ・ポイントがわかりやすくまとめられている ・「イエロー・ノート」と合わせて人気のシリーズ |
![]() | イエロー・ノート | ・基礎編の「ブルー・ノート」に対して臨床分野がメイン ・2冊を合わせることで国家試験の出題範囲を網羅 ・ブルー・ノートよりは文字数が多い印象 |
![]() | 国家試験対策ノート | ・Amazonが提供しているKindleの電子書籍 ・過去10年以上の国家試験をもとに必要最低限の知識で作成 ・電子書籍なので持ち運びにも便利な1冊 |
最低でも、過去問と参考書を1冊ずつ用意するのがおすすめ。
過去問は実際の国家試験を解いていくのに最適ですが、解説が少ないので理解を深めていきづらい部分があります。
逆に参考書だけの場合、教科書と同じなので国家試験の問題形式に慣れづらい。
なので過去問+参考書で勉強していくことで、国家試験への理解を深めていくことが可能に。

ぼくも含めて実際に多くの技師がこのやり方で国家試験を受けたので、効率の良い勉強法だと思っています。
診療放射線技師の国家試験について

国家試験の概要
まず診療放射線技師になるためには、診療放射線技師の養成学校を卒業して国家試験に合格する必要があります。
| 国家試験日程 | ・2月の木曜日 |
| 国家試験会場 | ・北海道 ・宮城県 ・東京都 ・愛知県 ・大阪府 ・広島県 ・香川県 ・福岡県 |
| 出題科目 | ・基礎医学大要 ・放射線生物学(放射線衛生学を含む) ・放射線物理学 ・放射化学 ・医用工学 ・診療画像機器学 ・エックス線撮影技術学 ・診療画像検査学 ・画像工学 ・医用画像情報学 ・放射線計測学 ・核医学検査技術学 ・放射線治療技術学 ・放射線安全管理学 |
| 合格率 | ・現役:83〜94% |
| 合格基準 | ・総得点が120点以上(正答率60%以上) ・0点の科目が1科目以下 |
| 合格発表 | ・3月末に厚生労働省のホームページにて公表 |
診療放射線技師の国家試験のポイントになってくるのが、出題範囲の広さと合格基準になります。
国家試験の出題範囲は、養成学校で3〜4年学んできた範囲になるのでとても広い。
さらにそんな広い出題範囲の中で、1教科でも0点の科目があると不合格になってしまうのがむずかしい部分に。
なので診療放射線技師の国家試験に向けては、広い出題範囲をまんべんなく勉強して理解していく必要があります。

全14科目の出題範囲を、いかに効率良く勉強していくかが大きなポイントになってきます。
診療放射線技師の国家試験については、こちらの記事でも紹介しています。
おすすめの勉強法
診療放射線技師の国家試験に向けた勉強としては、とにかく過去問を解いていくことが重要になってきます。
診療放射線技師の国家試験の場合、問題形式や出題範囲についてはここ数年そこまでの違いはありません。
もちろん出題される問題の傾向はその年によって差がありますが、大まかな流れとしては同じ。
なので国家試験に向けた勉強をする上では、過去に出題された問題を解いていくことがもっとも効率的な勉強法になってきます。
過去問を解きながら、自分の理解度や苦手な分野を把握。
そして、解けなかったり理解が浅かった範囲を参考書などを使いながら理解を深めていく。
診療放射線技師の国家試験は出題範囲も広いので、過去問を解きながら理解を深めていくことが必要になります。

なので教科書を端から端まで勉強し直すよりも、過去問に沿って理解を深めていく方が効率的な勉強法になってきます。
国家試験に向けた勉強法については、こちらの記事でも紹介しています。
国家試験に向けた参考書の選び方

過去問題集
診療放射線技師の国家試験対策として、多くの受験者が使っているのが国家試験の過去問題集になります。
過去問題集の特徴
- 過去問に触れることで、効率良く試験の方向性をつかむことができる
- 本番と同じ形式に慣れることで、時間配分の感覚が身につく
- 年度別の問題を解くことで、自分の弱点を把握しやすい
国家試験の過去問であれば、厚生労働省のホームページでも公開はされています。
しかし公開されているのは問題と解答だけなので、勉強していくためには使いづらい部分も。
一方で過去問題集では複数年の過去問だけでなく解説も載っているので、勉強していく上でも参考にしやすいのが大きな特徴。
国家試験の問題形式や出題傾向に慣れるのに最適なのが、過去の問題集。

国家試験直前などに、ちょっと見返す時にも勉強しやすいのでおすすめです。
国家試験に特化した参考書
国家試験に向けた勉強をする上では、過去問以外にも国家試験に特化した参考書を活用するのがおすすめです。
国家試験に特化した参考書の特徴
- 知識を体系的に整理できる参考書によって得点力がさらに向上
- 放射線物理や画像工学などで基礎をしっかり理解できる
- つまずきやすい内容の理解をサポートしてくれる
過去問を活用することで国家試験の出題形式や傾向に慣れることは可能ですが、出題範囲に対して細かく理解していくことはむずかしいです。
そこで過去問と合わせて使うのがおすすめなのが、国家試験のための参考書。
国家試験の出題範囲の解説はもちろん、余計な解説が少ないので国家試験に沿った勉強をすることができます。
特に実際に出題された問題に沿って解説されていることによって、実践的に理解を深めることが可能。

要点をしっかり抑えて理解することができるので、似たような問題にも対応しやすくなります。
おすすめの過去問題集3選

診療放射線技師国家試験 完全対策問題集

過去問題集としておすすめなのが、オーム社から発売されている「診療放射線技師国家試験 完全対策問題集」になります。
おすすめポイント
- 各科目の各分野から満遍なく問題が精選
- 過去10年分の国家試験問題で重要な問題が科目ごとに掲載
- 後半には試験問題とその解答解説も

間違った問題をノートに訂正して科目ごとにまとめておいて、テスト前に復習する使い方がおすすめです。
診療放射線技師国家試験 合格!Myテキスト

オーム社から発売されている国家試験用の過去問題集としては、「診療放射線技師国家試験 合格!Myテキスト」もおすすめになります。
おすすめポイント
- 「過去問データベース」は試験問題を出題基準にそって分類
- 「合格テキスト」は項目ごとに出題範囲をわかりやすく解説
- 一問一答形式の練習問題も掲載

練習問題を解くことで全体の基礎を身につけ、過去問の答えを1文ずつ覚えるタイプになっています。
〈最新〉診療放射線技師 国家試験問題集

大学入試の勉強などでも使われる、赤本に近いのが「〈最新〉診療放射線技師 国家試験問題集」になります。
おすすめポイント
- 過去10年分の診療放射線技師国家試験問題を収録
- 解答を導くための専門家による詳しい解説付き
- ページの左側に問題、右側に解説が掲載されて見やすい

過去問をひたすら解いていきたい人には、おすすめの1冊になっています。
おすすめの参考書4選

診療放射線技師 国家試験対策全科

一般的な参考書のように、各科目について細かく解説されているのが「診療放射線技師 国家試験対策全科」です。
おすすめポイント
- 過去問と違って科目ごとにくわしい解説が掲載
- 深い理解を得ることができる
- 授業の予習・復習にも活用できる1冊

参考書らしく文字数が多いので、しっかり読み込みたい人にこそおすすめの1冊になっています。
診療放射線技師 ブルー・ノート基礎編

診療放射線技師としての基礎について、図解付きで見やすくまとめられているのが「診療放射線技師 ブルー・ノート基礎編」になります。
おすすめポイント
- イラストや表が多くて読みやすく使いやすい
- ポイントがわかりやすくまとめられている
- イエロー・ノートと合わせて人気のシリーズ

在学中でも使いやすい、診療放射線技師の基礎を学ぶのに最適な参考書になっているのが特徴です。
診療放射線技師 イエロー・ノート臨床編

ブルー・ノートと同じように図解付きで見やすく、在学中から使いやすいのが「診療放射線技師 イエロー・ノート臨床編」です。
おすすめポイント
- 基礎編のブルー・ノートに対して臨床分野がメイン
- 2冊を合わせることで国家試験の出題範囲を網羅
- ブルー・ノートよりは文字数が多い印象

ブルー・ノートとそろえることで国家試験対策になるので、参考書としては物足りない部分は出てしまいます。
診療放射線技師 国家試験対策ノート

これまで紹介してきた参考書とは違い、「診療放射線技師 国家試験対策ノート」は電子書籍としても発売されています。
おすすめポイント
- Amazonが提供しているKindleの電子書籍
- 過去10年以上の国家試験をもとに必要最低限の知識で作成
- 電子書籍なので持ち運びにも便利な1冊

科目ごとに分かれていて価格も安く、電子書籍なので持ち運びに便利なのは他の参考書とは違うポイントになってきます。
Kindle Unlimitedでは全17冊が読み放題の対象なので、30日間の無料体験を活用してみるのもおすすめです。
診療放射線技師のおすすめ参考書 まとめ

この記事の中では、診療放射線技師の国家試験におすすめの参考書について紹介してきました。
おすすめの過去問題集
![]() | 完全対策問題集 | ・各科目の各分野から満遍なく問題が精選 ・過去10年分の国家試験問題で重要な問題が科目ごとに掲載 ・後半には試験問題とその解答解説も |
![]() | 合格!Myテキスト | ・「過去問データベース」は試験問題を出題基準にそって分類 ・「合格テキスト」は項目ごとに出題範囲をわかりやすく解説 ・一問一答形式の練習問題も掲載 |
![]() | 国家試験問題集 | ・過去10年分の診療放射線技師国家試験問題を収録 ・解答を導くための専門家による詳しい解説付き ・ページの左側に問題、右側に解説が掲載されて見やすい |
おすすめの参考書
![]() | 国家試験対策全科 | ・過去問と違って科目ごとにくわしい解説が掲載 ・深い理解を得ることができる ・授業の予習・復習にも活用できる1冊 |
![]() | ブルー・ノート | ・イラストや表が多くて読みやすく使いやすい ・ポイントがわかりやすくまとめられている ・「イエロー・ノート」と合わせて人気のシリーズ |
![]() | イエロー・ノート | ・基礎編の「ブルー・ノート」に対して臨床分野がメイン ・2冊を合わせることで国家試験の出題範囲を網羅 ・ブルー・ノートよりは文字数が多い印象 |
![]() | 国家試験対策ノート | ・Amazonが提供しているKindleの電子書籍 ・過去10年以上の国家試験をもとに必要最低限の知識で作成 ・電子書籍なので持ち運びにも便利な1冊 |
国家試験勉強に向けては、最低でも過去問と参考書を1冊ずつ用意するのがおすすめになります。
過去問の場合は、解説が少ないので理解を深めていきづらい部分が。
逆に参考書だけの場合、教科書と同じなので国家試験の問題形式に慣れづらいというデメリットがあります。
なので過去問+参考書で勉強していくことで、国家試験への理解を深めていくことが可能に。

ぼくも含めて多くの技師がこのやり方で国家試験を合格してきたので、効率の良い勉強法だと思っています。
















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